動画編集の単価相場をジャンルごとに徹底解説!単価を上げる方法も紹介!
動画編集の仕事は、YouTubeやTik Tokなどを始めとした動画配信サービスの普及で需要が高まっています。
企業だけでなく小規模なグループや個人が次々に動画コンテンツ市場に参入しているなかで、動画編集をするクリエイターが不足している状況です。
さらに、2022年の動画広告市場は5,000億円以上に達し、2026年には1兆円を超える規模まで拡大すると予想されています。
そんな魅力的な動画編集の仕事ですが、動画編集の単価相場を知らなければ安く買い叩かれてしまう可能性もあるでしょう。
この記事で動画編集の単価相場を覚えて、単価を上げる方法も学ぶことで、動画編集で高い年収を目指すことができます。
動画のジャンル別の単価相場
動画編集には様々なジャンルがあり、動画のジャンル別で単価相場も大きく異なります。
例えば、YouTube動画とTik Tok動画では再生時間はもちろん、画面のサイズが違うこともあるでしょう。
さらに、使用する動画編集ソフトやパソコン・スマホなど端末の差もあります。
もちろん動画編集に高機能な機器や、技術を必要とするケースでは単価が高くなるため、ある程度の指標になります。
それらを踏まえて動画のジャンル別の単価相場を見ていきましょう。
イベント・セミナー動画
イベント・セミナー動画の動画編集の単価相場は、数万円〜20万円程度が一般的です。
小規模なセミナーのプレゼン資料を動画に編集するくらいであれば数万円が相場になります。
けれども規模の大きい音楽ライブやお祭りなどのイベントでは、動画編集の素材も膨大になり、単価は10万円以上でなければ損をしてしまうでしょう。
単価が高額になるほど納品後のトラブルが発生しやすいので、大きな動画編集を受け持つ際には契約内容を必ず確認しましょう。
実際に、厚生労働省の「フリーランス・トラブル110番」に事案が掲載されています。
会社の紹介動画
会社の紹介動画の単価相場は会社の規模により大きく左右されますが、数万円〜数十万円です。
しかし、動画編集だけが案件になるケースは少なく、動画の構成の提案や撮影などをセットにした動画制作が求められることが多いです。
動画編集ではなく動画制作までを引き受けるときには、緻密な打ち合わせや動画撮影の準備等が必須になります。
ただ、動画制作までできるようになれば、動画編集の単価は数倍以上になることもあります。
動画編集の単価を上げるためにも、動画制作のノウハウも習得するのがおすすめです。
YouTubeに投稿する動画
YouTubeに投稿する動画の単価相場は数千円〜10万円以内が一般的です。
大企業が制作する番組から個人の趣味動画まで幅広く扱うYouTubeでは、相場の振れ幅も大きくなります。
個人や小規模のグループから動画編集を依頼されるケースでは単価が安くなりがちです。
ですが、その分受注できる確率が高く、副業や動画編集始めたての方に向いています。
また、YouTubeは日本の全世代の利用率が80%を超えており、毎分500時間の動画がアップロードされているといわれるほど需要が高いです。
YouTubeの動画編集スキルを極めることで、単価を上げたり、年収アップを目指したりすることができるでしょう。
広告に使用する動画
広告に使用する動画の単価相場は10万円〜200万円程度が一般的です。
ただし大抵の場合では、動画編集のみを行うわけではなく、動画制作から行うことが前提になります。
これは、動画撮影を行う段階で広告に使用する動画の構想が決まっているので、動画編集者はそれに沿って動画を完成させるためです。
このようにクライアントや動画撮影者、動画制作者たちとの連携が欠かせない広告に使用する動画では、動画編集のみ単独で行うことは稀になります。
広告に使用する動画の案件を獲得するためには、チームを募ったり、参加したりすることが近道です。
Tik Tok広告の動画
Tik Tok広告の動画の単価相場は千円〜1万円以内が一般的です。
Tik TokもYouTubeと同様に利用者が多く、誰でも気軽に動画投稿ができるメリットがあります。
特に10代や20代の利用率が高く、平均で50%の人がTik Tokを利用しているとされています。
それらの要因もあり、個人単位や小規模のグループからの依頼が大半です。
加えて1分以内で終わるショート動画が主流であるため、動画編集の難易度も低いでしょう。
Tik Tok広告の動画は、動画編集者としての実績を増やしたり、スキマ時間で収入を得るときに便利です。
商品紹介動画
商品紹介動画の単価相場は、数万円から20万円ほどが一般的です。
広告に使用する動画に比べると、予算面や内容からハードルはやや下がる傾向にありますが、商品の特徴を的確に伝えるための丁寧な編集が求められます。
そのため、編集者には視覚的な魅力を最大限に引き出すスキルや、商品を効果的にアピールするためのクリエイティブなセンスが必要です。
商品紹介動画は、インフルエンサーや企業が撮影した素材を動画編集することがポピュラーなので、クライアントの特徴も抑えることが重要になります。
依頼内容別の単価相場
動画編集の単価は、依頼内容に大きく依存します。
単純なカットやつなぎ合わせるだけの動画編集では、単価は低くなりがちです。
しかし、企画段階から関わって全体的なプロデュースまでを担当すれば、単価は高額になります。
このように依頼内容が異なれば、必要なスキルや時間も変わり、単価にも大きな差が生じるでしょう。
さらに厚生労働省の職業 情報によると、動画編集者にはより高度な水準・スキルが要求されるようになりつつあるとも書かれています。
それらの差を念頭に置き、ここでは一般的な依頼内容別の単価相場を徹底解説します。
基本的な編集のみの相場
基本的な編集のみの相場単価は、数万円〜20万円ほどになることが一般的です。
どうしても基本的な編集のみの相場は、単価が比較的低めに設定されてしまいます。
これは依頼内容が映像のカットや繋ぎ・テロップの挿入・音声調整など、基本的な編集作業に限定されるためです。
しかし、基本的な編集のみといっても、クライアントの要望に応じた品質や納期が求められることがあります。
そのような場合では、経験や技術に応じて単価を高めることも可能です。
さらに映像の長さや複雑さ、画像編集に使用する機材のスペックにも単価は関わります。
何よりも動画編集だけのスキルに頼り切ることなく、自らステップアップしていくことで、安定した収入を得ることにつながるでしょう。
企画込みの相場
企画込みの相場はかなり高く設定されることが一般的で数十万円~数百万円、場合によってはそれ以上となることもあります。
企画込みのときには動画編集だけでなく、動画のコンセプト作りやシナリオの作成、撮影指導など、全体的なプロデュースを受け持ちます。
このとき、編集者は単なる技術者としての役割に留まらず、クリエイティブディレクターとしての役割も果たすことが求められるでしょう。
企画込みの依頼では、クライアントの意図を理解し、それに基づいた映像のストーリーラインや演出を提案することが重要です。
そのため、クライアントとの綿密な打ち合わせやフィードバックが不可欠です。
さらに企画力や提案力が求められるため、動画編集だけをしていては企画込みの依頼を受けるのは難しいでしょう。
経験豊富なプロフェッショナルになれれば、高単価な案件に取り組むことで大きな収益を上げることが可能です。
動画編集の単価を上げるには?
動画編集で高収入を目指すためには、動画編集の単価を上げることが不可欠です。
単価を上げるためにはスキルの向上だけでなく、クライアントとの信頼関係の構築、そして自己プロモーションが重要です。
ほかに単価を上げる手段として、正社員になり働くことで年収を約400万円〜800万円程度にする方法もあります。
ここからは動画編集の依頼単価を上げるための具体的な方法を徹底解説します。
繰り返し練習して効率を上げる
動画編集を繰り返し練習して効率を上げることは、単価を上げる方法として重要です。
理由として、1本の動画編集にかかる作業時間を短縮することで、時給アップにつながるからです。
- 単価5,000円の動画編集に5時間かかれば
- 単価5,000円の動画編集を1時間で終わらせれば
上記のように、時間効率を高めれば単価を手軽に高めることができます。
加えて自身に使える時間も増えるので、繰り返し練習して効率を上げることには早めに取り組みましょう。
しかし、ただ動画編集を繰り返すだけではなく、「ゴールを意識して時間管理」や「タスクの優先順位付け」なども意識してみましょう。
ポートフォリオを作成して高単価な案件に応募する
ポートフォリオを作成して高単価な案件に応募することは、動画編集の単価を上げるために切っても切り離せないステップです。
さらに、動画編集者としてのキャリアを飛躍的に伸ばすためにも重要です。
ポートフォリオには、過去に手がけた作品やプロジェクトの実績を掲載し、クライアントに対して自分のスキルや作風をアピールしましょう。
大学のキャリアセンターでも、仕事においてポートフォリオの存在は重要であるといわれています。
ポートフォリオを充実させることで、クライアントに「この方に依頼すれば高品質な成果が得られる」という信頼感を与えることができます。
クオリティの高い作品や、多様なジャンルに対応できる柔軟性を示すことで、高単価案件の応募に有利になるでしょう。
オンラインポートフォリオやSNSでの作品公開も、高単価な案件を受けるのに効果的です。
動画編集の技術力を身に付ける
動画編集の技術力を身に付けることは、ほかの編集者との差別化を図り、高単価な案件を獲得するために大切です。
例えば、下記の資格を取得すれば動画編集の技術力を身に付けることができ、ポートフォリオも充実するでしょう。
- Photoshop®クリエイター能力認定試験
- Illustrator®クリエイター能力認定試験
- CGクリエイター検定
動画編集の技術力が高ければ、より複雑な編集や特殊なリクエストにも対応できるため、結果的に高単価案件の獲得に繋がります。
また定期的に新しいスキルや技術を学び続けることで、トレンドに対応した編集ができるようになり、市場での競争力を維持することができるでしょう。
単価を上げるなら動画編集スクールに行くのがおすすめ!
率直に言って、動画編集のスキルだけで単価を上げるのは難しく、それどころか生活費を安定して稼ぐのも厳しいでしょう。
動画編集で収入を増やしたり安定した収入を得るためには、動画編集の単価を上げることは欠かせません。
しかし、単価を上げるためには高度なスキルや経験が求められるため、独学では限界を感じることもあるでしょう。
そのようなときには、動画編集スクールに通うことが非常に有効です。
動画編集スクールでは動画編集に必要な技術だけでなく、企画力や営業力といった仕事を取るために必要なスキルも学ぶことができます。
これにより単価の高い案件を獲得するチャンスが増え、安定した収入を得られるようになります。
さらに、スクールで学んだことはポートフォリオを充実させるのにも役立ち、クライアントからの信頼を得るための大きな武器となるでしょう。
動画編集でキャリアアップを目指すなら、動画編集スクールを検討してみてはいかがでしょうか。
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動画編集のプロを目指すなら、数あるスクールのなかでも「むびるスクール」がおすすめです。
「むびるスクール」では、ワンランク上の動画編集スキルだけでなく、企画構成スキルや営業スキルも身に付けることができます。
動画編集の案件を受けようとした方なら経験があると思いますが、これらのスキルが無ければ、依頼を受けることすら困難です。
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