動画をトリミングする方法や注意点を徹底解説!おすすめのソフトも紹介!
動画の編集において、トリミングは欠かせない重要な作業の一つで、動画の不要な部分をカットし、必要な部分だけを残す作業のことを指します。
適切にトリミングを行うことで、動画の印象や見やすさは大きく変わり、視聴者に伝えたいメッセージをより的確に伝えることができるでしょう。
この記事では、動画のトリミングについて詳しく解説していきます。
トリミングの方法から注意点、おすすめのソフトまで、トリミングに関する情報を幅広くお伝えています。
動画編集初心者の方はもちろん、すでに動画編集の経験がある方にも役立つ情報が満載です。
ぜひ最後までご覧いただき、動画のトリミングについての理解を深めてください。
動画のトリミングとは?
まずは、動画のトリミングとは何なのかについて詳しく見ていきましょう。
先ほども少し触れましたが、トリミングとは動画の始点と終点を指定して不要な部分を切り取る作業のことで、具体的には、動画の冒頭や末尾にある無駄な部分をカットすることで、動画をよりコンパクトにまとめることができます。
例えば、インタビュー動画の冒頭で、インタビュアーが質問をするまでの間など、必要のないシーンがある場合や、動画の最後に撮影機材を片付ける様子が映り込んでいたりすることもあるでしょう。
こういった不要な部分を取り除くことで、動画の尺を適切に調整し、視聴者に伝えたい内容を的確に伝えることができるようになります。
また、トリミングは不要な部分をカットすることで、動画のデータ量を削減できるため、動画のファイルサイズを小さくするメリットもあります。
YouTubeやSNSに動画をアップロードする際に、ファイルサイズの制限があることがありますが、トリミングを行えば、その制限内に収めることができるでしょう。
このように、トリミングは動画編集において非常に重要な作業だということがお分かりいただけたかと思います。
では次に、実際にどのようにトリミング作業を行うのか、その方法について見ていきましょう。
動画をトリミングする方法
動画のトリミングは、使用するOSやソフトウェアによって操作方法が異なります。
ここでは、代表的なOSであるWindowsとMacについて、標準搭載のアプリを使ったトリミング方法を解説します。
Windows
Windowsユーザーの方は、標準搭載アプリの「フォト」を使って動画のトリミングを行うことができます。
以下の手順に沿って操作を進めていきましょう。
- スタートメニューから「フォト」アプリを起動し、アプリが開いたら左側のメニューから「ビデオの編集」を選択します。
- 「ビデオの編集」画面が表示されたら、「追加」ボタンをクリックし、トリミングしたい動画ファイルを選択すると、選択した動画がアプリに読み込まれます。
- 読み込まれた動画の上部に表示されている「編集」ボタンをクリックし、動画編集画面に切り替えます。
- 編集画面の下部に表示されているタイムラインバーを操作し、トリミングしたい範囲を指定します。
- タイムラインバーの両端にあるつまみを左右にドラッグすることで、動画の始点と終点を調整できます。
- トリミングする範囲が決まったら、画面右上の「保存コピー」ボタンをクリックします。保存ウィンドウが表示されるので、ファイル名や保存先を指定して保存しましょう。
以上が、Windowsでの動画のトリミング方法です。
初めは操作に戸惑うかもしれませんが、何度か練習すれば簡単にできるようになるはずです。
Mac
次に、Macユーザーの方に向けて、標準搭載アプリの「QuickTime Player」を使ったトリミング方法を紹介します。
手順は以下の通りです。
- 「QuickTime Player」を起動し、メニューバーから「ファイル」→「開く」を選択するとファイル選択ウィンドウが表示されるので、トリミングしたい動画ファイルを選択して「開く」をクリックします。
- 動画が再生画面に表示されたら、メニューバーの「編集」から「トリミング」を選択します。
- 動画の下部に黄色いつまみが表示されるので、このつまみを左右にドラッグして、トリミングしたい範囲を指定しましょう。
- トリミングする範囲が決まったら、メニューバーの「ファイル」から「名前を付けて保存」を選択し、保存ウィンドウが表示されるので、ファイル名や保存先を指定して保存しましょう。
Macでのトリミング方法は、Windowsに比べてよりシンプルな操作で行えますが、手順自体はほぼ同じなので、OSが違っても混乱することはないでしょう。
以上、WindowsとMacでの動画のトリミング方法を見てきました。
いずれも標準搭載のアプリを使用するため、新たにソフトウェアをインストールする必要はありませんので、まずはお使いのOSに合った方法で、トリミングにチャレンジしてみてください。
動画をトリミングする時の注意点
動画のトリミングは便利な機能である一方、いくつかの注意点があります。
ここでは、トリミングを行う際に気をつけるべきポイントを3つ紹介しましょう。
すぐに上書き保存をしない
トリミングした動画を保存する際、つい元のファイルに上書き保存してしまいがちですが、これは非常に危険な行為だと言えます。
なぜなら、上書き保存をしてしまうと、トリミングした部分以外の映像が完全に失われてしまうからです。
万が一、トリミングした範囲を間違えていたり、後から元の映像が必要になったりした場合取り返しがつかないので、トリミングした動画は必ず別名で保存するようにしましょう。
元のファイルはそのまま残しておき、トリミングがうまくいったことを確認してから削除するのがおすすめです。
このように、トリミングした動画はすぐに上書き保存せず、別ファイルとして保存することを心がけると、トラブルを未然に防ぐことができます。
投稿する媒体を確認する
YouTubeやSNSに動画を投稿する際は、それぞれの媒体が推奨する動画の長さを事前に確認しておく必要があります。
例えば、Instagramではフィード動画の長さは60秒以内、リール動画は90秒以内と定められている一方、TikTokでは動画の長さは15秒、60秒、3分から選択できます。
YouTubeにはこうした制限はありませんが、投稿される動画の平均再生時間などを考慮に入れる必要があるでしょう。
動画を投稿する媒体に合わせて、適切な長さにトリミングすることが大切です。
長すぎたり短すぎたりすると、視聴者に不快な思いをさせてしまうかもしれません。
投稿前に、動画の長さが媒体の推奨に沿っているか、必ず確認しておきましょう。
動画をカットすることはできない
トリミングと聞くと、動画の間の部分を切り取ることができるイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実際にはトリミングでは動画の前後を切り取ることしかできません。
動画の途中の不要な部分をカットすることはできないのです。
動画の中盤にある不要なシーンを削除したい場合は、トリミングではなく動画分割の機能を使う必要があります。
動画分割では、指定した時点で動画を2つに分けることができ、分割した後、不要な部分を削除し、残した部分をつなぎ合わせればOKです。
トリミングにはこうした制限があることを理解しておかないと、思うような編集ができない可能性がありますので、トリミングでは動画の前後しか切り取れないことを念頭に置いて、編集作業を進めていきましょう。
ここまで、動画をトリミングする際の注意点を3つ見てきました。
トリミングは便利な機能ではありますが、正しく使わないと思わぬトラブルに巻き込まれる可能性があるため、注意点をしっかりと理解し、適切にトリミングを行うよう心がけましょう。
動画をトリミングするときのおすすめのソフト
続いて、動画のトリミングにおすすめのソフトを紹介していきます。
先ほど解説した標準搭載アプリ以外にも、様々な動画編集ソフトが存在するので、ここでは、初心者から上級者まで使えるソフトを厳選して4つピックアップしました。
Premiere Pro
1つ目は、Adobe社の「Premiere Pro」です。
Premiere Proは、プロの映像クリエイターも使用する本格的な動画編集ソフトです。
トリミングをはじめ、カラーコレクションや音声編集など、高度な編集が可能です。
また、Adobeの他のソフトウェア(After EffectsやPhotoshopなど)とのシームレスな連携が可能なのも大きな特徴であるため、動画編集をより幅広く行いたい方におすすめのソフトだと言えるでしょう。
ただし、初心者にとっては少し敷居が高い可能性もあり、操作方法に慣れるまでに時間がかかることを覚悟しておく必要があります。
とはいえ、本格的に動画編集のスキルを身につけたい方にとって、Premiere Proは最適なソフトだといえます。
iMovie
2つ目は、Macユーザーにおなじみの「iMovie」です。
iMovieは、Macに標準で搭載されている動画編集アプリであり、、シンプルで直感的な操作が可能で、動画編集初心者でも使いやすいインターフェースが特徴です。
iMovieにもトリミング機能が搭載されており、簡単な操作で動画の不要な部分のカットができ、また、トランジションエフェクトやテーマ音楽なども豊富に用意されているため、初心者でも見栄えのする動画を作れるでしょう。
無料で利用できるのも大きなメリットであるので、Macを使っている方は、まずはiMovieを使ってみるのがおすすめです。
Filmora
3つ目は、Wondershare社の「Filmora」です。
Filmoraは、初めて動画編集に挑戦する方でも使いやすい操作性が売りのソフトウェアで、直感的な操作で、トリミングを含む基本的な編集機能が利用可能です。
無料版と有料版が用意されていますが、トリミングは無料版でも問題なく行うことができ、ドラッグアンドドロップの簡単操作で、すぐにトリミングができるでしょう。
また、無料版でもトランジションエフェクトや字幕テンプレートなどが使えるのも魅力の一つであるので、Filmoraを使えば、初心者でもある程度見栄えのする動画を作成できます。
Final Cut Pro
4つ目は、Apple社の「Final Cut Pro」です。
Final Cut Proは、MacOS専用の動画編集ソフトで、プロクオリティの編集が可能で、トリミング機能はもちろん、カラーコレクションやモーショングラフィックスなど、上級者向けの機能も充実しています。
Final Cut Proの優れている点は、直感的な操作性とパワフルな機能を両立している点であり、初心者でも比較的扱いやすい一方、上級者が求める高度な編集にも対応可能です。
ただし、Premiere Pro同様、慣れるまでには少し時間がかかることもあり、また、購入にはそれなりの費用が必要になりますので、本格的に動画編集に取り組みたいと考えている方におすすめのソフトです。
Youtuberのはじめしゃちょーさんも「Final Cut Pro」を愛用しているとのことでした。
ここまで、動画トリミングにおすすめの4つのソフトを紹介してきました。
いずれも優れたソフトウェアばかりですが、それぞれ特徴が異なりますので、自分のスキルレベルや目的に合ったソフトを選ぶことが大切だと言えるでしょう。
上記以外にも多くの動画編集ソフトが存在しており、使い勝手や機能、価格などを比較しながら、自分に最適なソフトを探してみてください。
きっとお気に入りの一本が見つかるはずです。
動画編集を仕事でやってみたい!メリット・デメリットは?
近年、YouTuberをはじめとする動画クリエイターが注目を集めており、それに伴い、動画編集を仕事にしたいと考える人も増えてきているのではないでしょうか。
ここでは、動画編集の仕事の内容や、そのメリット・デメリットについて詳しく見ていきます。
仕事の中身
動画編集の仕事は、大きく分けると次のような内容になります。
- 撮影された動画素材の取捨選択
- 動画のカット、トリミング
- テロップや効果音の挿入
- 色調補正やエフェクトの適用
- BGMの選曲、挿入
- 動画と音声の合わせ込み
クライアントの要望に合わせて、これらの作業を組み合わせながら、最終的な動画を完成させていき、納期に間に合うようスケジュール管理を行うことも重要です。
動画編集の仕事は、個人で請け負うこともあれば、動画制作会社に所属して行うこともあり、案件の種類や規模によって、作業内容や労働環境は大きく異なるでしょう。
メリット
では、動画編集の仕事のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
主に以下の3点が挙げられます。
1. 好きなことを仕事にできる
動画編集が好きな人にとって、趣味を仕事にできるのは大きな魅力ではないでしょうか。
好きなことを仕事にできれば、やりがいを感じながら働くことができます。
2. リモートワークが可能
動画編集の作業は、基本的にパソコン1台があれば行えるため、自宅などでリモートワークをすることが可能であり、通勤の必要がないのは大きなメリットだと言えるでしょう。
3. スキルが身につく
動画編集の仕事を通して、様々なスキルが身につきます。
動画制作の知識はもちろん、時間管理能力やコミュニケーション能力なども鍛えられ、これらのスキルは、他の仕事でも役立つはずです。
デメリット
動画編集の仕事にはデメリットもありますが、それ以上にメリットの方が大きいと言えるでしょう。
ここでは、デメリットとその対処法について見ていきます。
1. 不規則な働き方になりやすい
案件の納期に合わせて不規則な働き方になることがあるかもしれません。
しかし、自分でスケジュール管理をしっかり行い、体調管理に気をつけながら、メリハリをつけて仕事に取り組むことが大切だと言えるでしょう。
2. 初めのうちは収入が安定しない
フリーランスで動画編集の仕事を始める場合、初めのうちは安定した収入を得るのが難しいかもしれませんが、これはどの仕事でも同じことです。
着実に実績を積み、クライアントからの信頼を得ていけば、徐々に収入は安定してくるはずですので、一時的な不安定さに負けずに、長期的な視点を持って仕事に取り組むことが重要だと言えます。
3. クライアントとの調整が大変
動画編集では、クライアントとの調整が欠かせません。
感覚の違いから、なかなか要望通りの動画を作るのが難しいこともあるかもしれませんが、これはコミュニケーション能力を高めるチャンスでもありますので、クライアントの要望をしっかりと聞き、提案することで、信頼関係を築いていくことができるはずです。
このように、動画編集の仕事にはデメリットもありますが、それを上回るメリットがあると言えます。
好きなことを仕事にできてリモートワークが可能で、スキルも身につきます。
何より、動画編集のスキルは今後ますます需要が高まっていくことが予想されます。
チャンスの多い分野だからこそ、多少の困難はつきものかもしれませんが、それを乗り越えることでやりがいを感じられる仕事になっていくはずです。
ぜひ前向きな姿勢で、動画編集の仕事に挑戦してみてください。
まとめ
ここまで、動画をトリミングする方法や注意点、おすすめのソフト、そして動画編集の仕事について詳しく解説してきました。
記事の内容をおさらいしておきましょう。
動画のトリミングとは、動画の始点と終点を指定して不要な部分を切り取る作業のことを指します。
WindowsならフォトアプリでMacならQuickTimePlayerを使えば、誰でも簡単にトリミングができますが、トリミングした動画はすぐに上書き保存せず、また投稿媒体の動画の長さを事前に確認しておくことが大切です。
さらに高度な編集を行いたい場合は、Premiere ProやiMovieなどの専用ソフトを使うのがおすすめであり、これらのソフトを使いこなせば、より洗練された動画を作ることができるでしょう。
また、動画編集の仕事にはメリットもデメリットもありますが、メリットの方が大きいです。
好きなことを仕事にし、リモートワークが可能で、スキルも身につく魅力があります。
動画編集や動画制作に興味のある方は、まずは動画のトリミングから挑戦してみることをおすすめします。
基本的な操作に慣れることで、より本格的な動画制作へとステップアップできるでしょう。
オンラインスクール朱雀スタジオでは動画編集のプロを目指せる!
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スキルを活かして、動画編集の仕事を受注できるチャンスも広がるでしょう。
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動画編集のスキルは、今後ますます需要が高まっていくことが予想されます。
ぜひこの機会に、朱雀スタジオで体系的に学び、動画編集のプロを目指してみてはいかがでしょうか。
動画のトリミングから動画編集の基礎をマスターし、そして朱雀スタジオで更なるステップアップを目指しましょう。