動画編集のやり方|最低限必要な動画編集の基本操作も徹底解説

2024/06/02

動画編集

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動画編集のやり方|最低限必要な動画編集の基本操作も徹底解説


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動画編集のやり方|最低限必要な動画編集の基本操作も徹底解説

動画編集は、撮影した動画素材を切り貼りしてつなぎ合わせ、字幕やエフェクト、BGMを付け足して完成させる作業です。

最近では、スマートフォンのアプリでも手軽に動画編集ができるようになりましたが、より本格的で高品質な動画を作るにはパソコンでの動画編集をおすすめします。

また、スマートフォンアプリでは編集できる機能に限りがあるため、自由度の高い動画編集を行うならパソコンを使うのが一般的です。

この記事では、動画編集のやり方を初心者の方にもわかりやすく5つのステップで丁寧に解説していきます。

動画編集の基本的な流れをつかんだうえで、最低限押さえておきたい基本操作もご紹介しますので、これから動画編集の基礎を身につけたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

記事を読み進めていく中で、動画編集の全体像が見えてくるはずです。

動画編集を行う前に準備するもの


パソコンとカメラ

動画編集を始める前に、まずは編集作業に必要不可欠なパソコンと動画編集ソフトを用意しておく必要があります。

動画編集を快適に行うためには、パソコンと動画編集ソフトにこだわることが欠かせません。

ここでは、パソコンと動画編集ソフトの選び方のポイントについて解説します。

パソコン

冒頭で述べたように、スマートフォンアプリでは簡単な編集は可能ですが、本格的で高度な動画編集を行うには、パソコンの処理能力が必須となります。

動画編集では、高解像度の動画ファイルを扱うことが多く、読み込みや書き出しに時間がかかるため、スペックが低いパソコンを使用していると作業効率が下がり、編集作業に多くの時間を取られてしまう可能性があります。

パソコンを新規で購入する、あるいは買い替える際は、以下のスペックを目安に選ぶと良いでしょう。

  • CPU:第6世代Core i5以上
  • メモリ:8GB以
  • ストレージ:SSD 256GB以上 

Core i5というCPUは、動画編集を行うのに最低限必要とされる性能を持っていますが、より高速で快適に作業を行いたい場合は、Core i7以上を選ぶのがおすすめです。

メモリは8GB以上あれば、ほとんどの動画編集ソフトを問題なく動かすことができますが、4K動画など高解像度の動画を扱う場合は、16GB以上あると作業がスムーズに進められるでしょう。 

ストレージはSSD(ソリッドステートドライブ)がおすすめで、HDDと比べてデータの読み書き速度が速いので、動画の読み込みや書き出しが短時間で行うことができ、容量は256GB以上あれば、複数の動画プロジェクトを同時に進められます。

動画編集ソフト

動画編集ソフトには無料のものもありますが、より本格的に動画編集を行うなら有料ソフトを使うのがおすすめです。

無料ソフトでも基本的な編集は行えますが、機能に制限があることが多く、思い通りの編集ができない可能性があります。

代表的な有料の動画編集ソフトには以下のようなものがあります。

  • Adobe Premiere Pro
  • Final Cut Pro(mac専用)
  • DaVinci Resolve
  • Filmora
  • VEGAS Pro

Adobe Premiere ProとFinal Cut Proは映像制作のプロも使用する高機能な動画編集ソフトで、様々な編集が可能ですが、初心者にはやや敷居が高いかもしれません。

使いこなせるようになれば高品質な動画を作れるようになるでしょう。

DaVinci Resolveはカラーグレーディング(色調補正)機能に優れており、映画のような質感を出すことができ、無料版でもかなりの機能が使えるので、まずは無料版を試してみるのも良いかもしれません。 

FilmoraとVEGAS Proは、比較的初心者でも使いやすい動画編集ソフトで、機能は限られますが、シンプルな操作性で基本的な編集を行うことができます。

どの動画編集ソフトにもそれぞれ無料体験版が用意されているので、実際に使ってみて自分に合ったソフトを見つけるのが良いでしょう。

選ぶ際は、予算や必要な機能、使いやすさなどを考慮して決めると良いですよ。


動画編集のやり方の5ステップ


動画編集

動画編集は手順が多く、その詳細を完全に理解しようとしてもキリがないため、あまり現実的ではありません。

そこで、ここからは動画編集のやり方を5つのステップに分けて解説していきます。

初めて動画編集を行う方も、この手順を踏まえれば、基本的な編集は問題なくできるはずです。

撮影・素材の準備

動画編集を始める前に、まずは編集に必要な動画素材として、スマートフォンやデジタルカメラ、ビデオカメラなどで撮影したものを用意します。 

自分で撮影した動画でなくても、フリー素材サイトからダウンロードした動画を使ってみるのも良いかもしれませんが、その場合は、利用規約をしっかりと確認し、問題なく使用できる素材を選ぶよう注意しましょう。

著作権で保護された動画を無断で使用すると、トラブルに巻き込まれる恐れがあります。

撮影や素材の準備が終わったら、それらの動画データをパソコンに取り込みます

取り込み方法はデバイスによって異なるため、パソコンやカメラの取扱説明書を参考に行うと良いでしょう。

動画編集ソフトに動画素材を取り入れる

次に、使用する動画編集ソフトを起動し、先ほどパソコンに取り込んだ動画素材をソフトに読み込ませていきます

読み込み方法はソフトによって異なりますが、基本的にはソフトのメディアファイルを開いて動画を選択するか、もしくは動画をソフトの画面にドラッグ&ドロップすることで読み込むことができます。

動画素材を読み込む際、動画ファイルのほかにも、BGMに使用したい音楽ファイルや、テロップに使う画像ファイルなどもあれば、一緒に読み込んでおくと良いでしょう。 

素材を読み込んだら、それぞれの素材をソフトのタイムライン上に配置していきます。

タイムラインは動画の時間軸を表しており、ここに素材を並べていくことで動画の流れを作っていきます。

素材の切り貼りを行う

動画素材や音楽、画像などをタイムライン上に配置したら、いよいよ切り貼り作業を行っていきます。

動画編集の第一段階は、ソフト上で動画の始点と終点を指定することで、動画素材の中から必要なシーンを選択し、不要な部分をカット(削除)していくことです。

次に、別の動画を組み合わせたい場合は、カットした動画の末尾に別の動画をつなげていきますが、このとき、つなぎ目に違和感が出ないように自然な流れになるようにカットするのがポイントです。 

また、音声と映像がずれている部分がある場合は、音声を映像に合わせてずらしたり、逆に映像を音声に合わせてカットしたりと調整が必要です。

カット作業は、全体の動画の完成イメージを考えながら、試行錯誤して進めていきましょう。

字幕・エフェクト・BGMを付け足す

動画の切り貼りが終わったら、動画に更に彩りを加えるために、字幕やエフェクト、BGMを付け足していきますが、ここでの編集作業によって、動画の仕上がりが大きく変わってきます

動画に字幕を付ける際は、ソフト上で字幕を入れたい位置に文字を入力し、文字が読みやすいようにフォントの種類や大きさ・色・配置などを丁寧に調整しましょう。

エフェクトには、モザイクやぼかし、トランジション(シーン転換効果)など様々な効果があり、動画のシーンに合ったエフェクトを選び、ソフト上で適用していきます。

エフェクトを付けすぎると動画が見づらくなるので、バランスを考えながら編集しましょう。 

BGMをつける際は、音楽ファイルをソフトのオーディオトラック(音声の層)に読み込み、動画の長さに合わせてBGMの長さを調整します。

音量バランスに気をつけ、BGMが大きすぎて会話や音声が聞き取りづらくならないよう注意が必要です。

動画を保存して書き出す

必要な編集が終わったら、最後に完成した動画を保存して書き出します

書き出しの設定では、動画のファイル形式や画質、解像度などを選択し、用途に応じて適切な形式を選びましょう。

例えば、YouTubeにアップロードする場合はMP4形式が適していますが、高画質で保存したい場合はMOVやAVIといった形式を選ぶと良いでしょう。

画質は、一般的にビットレート(単位時間あたりのデータ量)が高いほど高画質になりますが、ファイルサイズが大きくな流ため、解像度は、動画を視聴するデバイスに合わせて選びます。

一般的に、YouTubeにアップする場合は、フルHD(1920×1080ピクセル)かHD(1280×720ピクセル)がおすすめです。

必要な設定を決定したら、ソフト上で書き出しを実行しますが、大容量の動画の場合は処理に時間がかかることがあるので、気長に待ちましょう。


最低限必要な動画編集の基本操作4選


カチンコ

動画編集をするときに、操作を1つ1つ調べて進めていては、かなり時間がかかってしまいます

ここでは、上で解説した動画編集の流れの中で、最低限押さえておきたい基本操作を4つご紹介します。

トリミング

トリミングは、動画の始まりと終わりの部分を指定して、不要な部分をカットする操作のことで、動画の尺が長すぎたり、冒頭や末尾に無音の部分があったりする場合に使用します。

具体的には、ソフト上で動画の下に表示されるタイムライン上で、残したい部分の始点と終点を指定してカットする作業を通して、動画の内容を厳選し、メリハリのある編集をすることができます

トリミングは、動画編集において最も基本的な操作の一つですが、非常に重要な役割を果たします。

冗長な部分をカットすることで、視聴者の集中力を維持し、動画の印象をより良いものにすることができるのです。

ただし、トリミングの際は、カットした部分によって文脈が不自然にならないよう注意が必要で、必要な情報までカットしてしまっては本末転倒です。

動画全体の流れを見失わないよう、慎重に編集を進めることが大切だと言えます。

エフェクト

エフェクトは、動画に特殊効果を加える操作で、多くの動画編集ソフトには、数多くのエフェクトが搭載されており、ワンクリックで簡単に適用することができます

例えば、モザイク加工やぼかし効果を使って被写体を隠したり、カラー調整で動画の雰囲気を変えたり、スローモーション再生で印象的なシーンを演出したりと、エフェクトの使い方は多岐に渡ります。

適切なエフェクトを使うことで、動画の見栄えを良くしたり、メッセージ性を高めたりすることが可能です。 

ただし、初心者のうちはエフェクトの使い過ぎに注意が必要であり、エフェクトを多用しすぎると、動画が安っぽい印象になってしまったり、かえって内容が伝わりづらくなったりする恐れがあります。 

エフェクトはあくまでも脇役であり、動画の内容を補助するためのツールだということを忘れないようにしましょう。

必要な箇所に適度にエフェクトを取り入れ、動画本来の魅力を最大限に引き出すことが肝心です。

コーデック

コーデックは、動画データの圧縮方式のことを指します。撮影した動画をそのまま使用すると、データ容量が膨大になり、パソコンへの負荷が大きくなってしまいます。

そこでコーデックを使って動画データを圧縮することで、保存や配信がスムーズに行えるようになるのです。 

代表的なコーデックとしては、H.264MPEG-4、ProResなどが挙げられ、それぞれ圧縮率や画質、対応デバイスが異なるため、用途に合わせて適切なコーデックを選ぶ必要があります。

例えば、YouTubeへの投稿を目的とする場合はH.264が適していますが、編集作業用の中間ファイルとしてはProResが高画質で使いやすいと言われています。

初心者のうちは、動画編集ソフトの標準設定に従ってコーデックを選べば問題ありませんが、徐々にコーデックの種類や特徴を理解し、最適なものを選べるようになることが理想的です。

コーデックについての知識を深めることで、動画の容量や画質、互換性などを考慮した編集が行えるようになるでしょう。

クリップ

動画編集でいうクリップとは、動画や音楽・画像など、編集に用いる各素材のことを指し、動画編集はこれらのクリップを組み合わせ、ひとつのまとまった作品として仕上げていく作業だと言えます。

動画クリップの長さや配置を調整することで、動画のテンポやストーリー性を調整することができます。

また、BGMとして使用する音楽クリップや、テロップに使う画像クリップを適切に配置することで、動画に変化をつけて視聴者の興味を引き付けることが可能です。

クリップの扱いには慣れが必要ですが、基本的な操作方法としては、ソフト上のタイムライン上で各クリップの長さを調整したり、配置を入れ替えたりすることが挙げられます。

また、クリップ同士の境目にトランジションを挿入することで、自然な場面転換を演出することもできます。

クリップは動画編集の基本的な構成要素であり、クリップをいかに効果的に組み合わせるかが、編集のクオリティを左右すると言っても過言ではありません。

編集を進める中で、クリップの特性を理解し、適材適所で使いこなせるようになることが大切だと言えるでしょう。


動画編集のやり方を身につける際に大切なこと


ポイントを指す女の人

動画編集は我流のやり方で進めていくうちに、いつか天井にぶつかってしまい、成長を感じられなくなってしまうことがよくあります。

そこで、動画編集のやり方を身につけるために重要な2つのポイントをお伝えします。

わからないときは自分でひたむきに調べる

動画編集は奥深いので、初心者は用語や操作方法に戸惑い、何がわからないのかもわからず、つまずくこともあるでしょう。

そんな時は、YouTubeの解説動画を探して視聴したり、動画編集に関する書籍を読んだりして自分で知識をつけていくことが大切です。

疑問やわからないことがあったら、そのまま放置せずに調べる癖をつけましょう。

大切なのは、受け身ではなく能動的に情報を集め、ひたむきに学ぶ姿勢を持つことです。

初心者のうちは手探りで進めるしかありませんが、地道に知識を蓄積していくことが上達への近道となります。

とにかく数多く実践してみる

動画編集の上達には、基礎知識が必要不可欠ですが、それ以上に実践を積むことが何より大切です。

最初のうちは、作った動画のクオリティにがっかりすることもあるかもしれませんが、失敗を恐れずにとにかくたくさんの動画を編集してみてください。

制作本数を重ねるごとに、操作にも慣れて、少しずつコツを掴んでいけるはずです。

また、編集した動画を他の人に見てもらい、率直な感想をフィードバックしてもらうのも効果的で、自分では気づかなかった改善点や新たな編集のアイデアが見つかるかもしれません。

完璧を目指そうとするあまり、実践することを躊躇してしまっては、いつまでも上達できません

まずは一歩を踏み出し、数多くの動画制作を経験することが何より大切だと心に留めておきましょう。


動画編集が上手くなるコツとは?


階段を登る人

ここまで動画編集の基本的な流れや心構えについて説明してきましたが、最後に、動画編集が上達するための3つのコツをお伝えします。

1つ目は、情報収集を欠かさないことです。

YouTubeやSNSを観察し、人気クリエイターの動画がどのように編集されているかを研究することで、編集の観点から動画の魅力を分析し、常にアンテナを張って学ぶ姿勢が大切です。

2つ目は、視聴者の立場に立って編集することです。

動画編集では、視聴者に情報を効果的に伝えるツールとして「見やすさ」や「伝わりやすさ」を意識しながら、常に相手を想定し、いかに分かりやすく制作するかを考えることが重要だということを覚えておきましょう。

3つ目は、編集技術を追求しすぎないことです。

高度な編集テクニックを習得するのは悪いことではありませんが、やりすぎは逆効果です。編集は、伝えたい内容を主役として引き立てるための脇役に徹するべきであり、何を伝えたいのかを見失わないよう、メリハリを持って取り組むことが肝心です。


まとめ


笑顔のキャリアウーマン

この記事では、動画編集のやり方について、初心者の方にも分かりやすく解説してきました。 

動画編集に必要なパソコンや動画編集ソフトを用意し、撮影した動画素材を編集ソフトに取り込んだら、カット編集や字幕、エフェクトの挿入など、手順を踏んで作業を進めていきます。

最後に完成した動画を書き出せば、あなただけのオリジナル動画の完成です。

操作方法に悩んだり、思いどおりの編集ができなかったりすることもあるかもしれませんが、情報収集を続け、ひたむきに実践を重ねることが上達への一番の近道です。

「伝える」という動画の基本的な役割を意識しながら、編集を楽しんでいきましょう。 



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動画編集の道のりは決して平坦ではありませんが、実り多い経験になることは間違いありません。

養成コース修了後には資格認定があるため、社会的な信頼を得ることもできます。

一つひとつ丁寧にスキルを習得しながら、あなただけのペースで動画クリエイターとして成長していきましょう



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IT企業で今までに、マーケティングの仕事をクリエイティブなものまで、幅広くこなしてきました。現在は、マーケティング企業のプロジェクトマネージャーをしています。「副業SLAY」では、実体験を基にした副業のお役立ち情報をたくさん発信していきます!

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